2022年3月22日
アートフラワーで“海辺の町”ならではの作品を生み出す、独自のブランド
佐々木 麻衣さん
『Lamer fleur / coquille』は、アートフラワーを使って様々な表現をする佐々木麻衣さんのブランドです。
居住空間や店舗などの装飾を行ったり、アートフラワーやグラスサンドアート・アロマフレグランスストーンの作品を販売したりなど、独自のデザインで世界観を生み出しています。
「独立前はフランスのアートフラワーブランドで店長・スーパーバイザーを務め、フランス大使館での装飾や全国の大手百貨店の新店舗立ち上げや店舗装飾に数多く携わってきました。その後、出産子育ての期間を経て、アートフラワーの魅力をたくさんの方に伝えたい、自分なりのアートフラワーを表現したいと考えていた中で、2015年より『Lamer fleur』を立ち上げ、大好きな“海”と“花”を合わせた独自のアートフラワーデザインを始めることにしました」と佐々木さん。
ブランド名の『Lamer fleur ラメールフルール / coquille コキーユ』とは、フランス語で“La mer 海” “fleur 花” “coquille 貝殻” という意味なのだそうです。
逗子で開業したのは、佐々木さんの大好きな海があったから。「毎日の生活に海はかかせない場所です。アートや香り、お花、作ること、美しい空間が好きで好きなことが集まって今のLamer fleurがあります」。
佐々木さんにとって逗子の魅力は、穏やかな気候と海。「逗子は趣味や日々の生活を楽しんでいる方が多いので、楽しみたい!楽しい!素敵!があふれています。みんなが楽しんでいるので、好きなことを自由に表現しやすいのもの魅力の一つだと思います。起業し輝いている方もたくさんいて刺激や学ぶこと、助け合えることも多いです。外へ出れば誰かと会え、海に行けば楽しい計画が始まる。ワクワクがたくさんある逗子は楽しく優しい場所です」と佐々木さんは言います。
そんな佐々木さんが大切にしているのは、ブランドを立ち上げてすぐ、逗子で出店した時にかけられた言葉。「素敵に年を重ねられた女性がご来店され、ゆっくり商品を見たあと突然『手を見せて』とだけ言われ、驚きながら手を出すと、両手で私の手を包みじっくり見て触り『あぁ、この手がこの素敵な作品を作っているのね。これからも素敵な作品を作り続けてね。』とのお言葉が。とても嬉しく感動しました」。
佐々木さんの生み出すアート作品は、逗子の人、そして海が好きな人たちに、優しく愛されています。